保育士等キャリアアップ研修教材 保育実践教材
復帰後すぐに使える
子どもの笑顔あふれる体験のための
アイディアが盛りだくさん
- 学習目安:
- 15時間
- レッスン数:
- 15レッスン
保育がもっと楽しくなる
豊かな体験で心を
育むための
「遊び」のアイディア
子どもたちの発達や活動を踏まえた実践的な「遊び」のアイディアを多数詰め込んだ講座です。現在活躍されている保育士の方はもちろん、さまざまな理由から現場を離れている潜在保育士の皆さんにもすぐにご活用いただます。
乳幼児期の教育の中心は「遊び」です。乳幼児の発達や活動を理解した上で、子どもたちの意欲を高め、豊富な体験や自ら育とうとする心を養うことは、保育に関わるものの重要な役割と言えるでしょう。
本講座には、そんな子どもも保育士もワクワクするようなワークが多数盛り込まれています。それぞれ意義や考え方、保育に役立つ技術についても触れています。また、子どもの感性を養うための環境構成と保育の展開、発達に応じた援助方法などについても実践的に紹介。潜在保育士の方も現場を思い浮かべながら取り組める内容となっています。
この講座を通して、子どもたちの「感じる心」を大切に、子どもの笑顔を支える保育士等を目指しませんか。
保育の専門家による
わかりやすい講義
執筆者馬場耕一郎(ばば・こういちろう)
こども家庭庁成育局成育基盤企画課 教育・保育専門官、社会福祉法人友愛福祉会幼保連携型認定こども園 おおわだ保育園 理事。
主な著書に、「保育がグングンおもしろくなる 記録・要録 書き方ガイド」(ひろばブックス)、「乳児保育 (MINERVAはじめて学ぶ保育 7) 」(ミネルヴァ書房)などがある。
編者・執筆者宮里暁美(みやさと・あけみ)
お茶の水女子大学アカデミック・プロダクション特任教授。
文京区立お茶の水女子大学こども園園長・国立大学法人お茶の水女子大学人間発達教育科学研究所教授等を経て現職。
主な著書に『質の高い幼児期の教育 3.4.5歳児の指導と環境構成・実践例』(共著,ななみ書房,2012)『新しく生きるー津守真と保育を語るー』(共著,フレーベル館,2009)などがある。
執筆者吉永早苗(よしなが・さなえ)
東京家政学院大学副学長 人間生活学研究科 教授。
主な著書に『「音」からひろがる子どもの世界 (イラストBOOKたのしい保育)』『子どもの音感受の世界 ─心の耳を育む音感受教育による保育内容「表現」の探究─』(萌文書林 ,2016)などがある。
執筆者鈴木康弘(すずき・やすひろ)
十文字学園女子大学 教育人文学部 幼児教育学科教授。
主な著書に『0-5歳児の毎日できる!楽しい運動あそび大集合-発達のねらいを押さえて心と体が育つ-』(学研プラス,2017年)『保育と幼児期の運動あそび』(萌文書林,2018年)などがある。
カリキュラム
- はじめに
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はじめに
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- 第1章 今求められる保育実践
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第1節 保育所保育指針の改正にみる保育のあり方
設備・運営基準と保育指針/保育指針改正の背景/保育指針にみる、求められる保育実践/関係法規の理解
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第2節 子どもとのかかわり方の理解
乳児期の生活と保育士等のかかわり/子どもとかかわるうえでの二つの側面/遊びを通した子どもの育ちへの気づき/子ども理解と保育士等のかかわり方/学びに向けた保育士等の気づき
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第3節 事例から学ぶ子どもへのかかわり方
0歳児へのかかわり方/1歳以上3歳未満児へのかかわり方/3歳以上児へのかかわり方
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まとめテスト
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まとめレポート
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- 第2章 保育における環境構成
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第1節 保育における環境構成
環境を通して行われる保育・幼児教育/「ねらい及び内容」にみる環境/環境の構成と確認/絵本が活きる環境設定
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第2節 遊び込む環境を考える
園庭環境の意味づけ・価値/砂場の活用/環境の再構成/文字との出会い/計画に基づいた環境構成
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第3節 子どもを取り巻く環境
環境とのかかわりのプロセス/子どもを取り巻く環境の変化/地域の環境に目を向ける
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まとめテスト
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まとめレポート
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- 第3章 身体を使った遊び
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第1節 遊びとしての運動指導
人間の行動と動機づけ/遊びとしての運動指導/内発的動機づけと子どもの自己決定/内発的動機づけと子どもの有能感/有能感を高める援助の工夫
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第2節 多様な動きを生み出す遊び
動きの種類の多様性(動きのレパートリー)/多様な動きを生み出す遊びの工夫/身体の動きや表現を生み出す援助・環境の工夫
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第3節 運動のバリエーション
神経系の発達の敏感期と運動バリエーション/さまざまな歩き方を経験することの効用/子どもにとっての「歩く」/動きのバリエーションを豊かにするための指導(援助)/運動が苦手な子どもへの援助/上達するために必要な条件
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まとめテスト
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まとめレポート
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- 第4章 言葉・音楽を使った遊び
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第1節 乳幼児の音楽表現の基本的な考え方
表現のプロセスを考える/子どもを見る視点/「聴く」という遊び、「聴く」ことから始まる音楽表現/「聴く」遊びから得る気づき/「よく聴く」こと/感性的な出会いをデザインする「音感受」
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第2節 身の回りの音・声の表現遊び
応答的な会話・表情豊かな声/環境との対話、イメージと音(音楽)との往来/表現したくなる環境づくり/声遊び・音遊び
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第3節 音楽の表現遊び
わらべうた遊び/楽器遊び/歌唱表現
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まとめテスト
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まとめレポート
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- 第5章 物とのかかわり
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第1節 物とのかかわりのなかで育つ子どもたち
乳児期の育ちに関する視点と物とのかかわり/身近な物にかかわる幼児の姿の理解/子どもと物のかかわりのなかで育まれるもの
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第2節 物との豊かなかかわりが味わえる環境のあり方
環境を考えるための視点/0〜2歳児の環境/3〜5歳児の環境
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第3節 物との豊かなかかわりを支える援助のあり方
子どもと「物」とをつなぐ保育士等の役割/保育士等の援助のポイント
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まとめテスト
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まとめレポート
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- おわりに
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おわりに
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こんな方におすすめ
- 保育現場から離れているため、復帰後すぐに使える実践的なワークを学びたい人
- 子どもが意欲的に取り組める遊びや体験、その支援について知りたい人
- 発達に応じた遊びや環境設定、身体や言葉、音楽、ものなどを使った遊びについて知りたい人
- 学習時間がなかなか取れない人
- 移動中など好きな時間を有効活用したい人
- 短時間で必要なことだけを学びたい人
詳細
- 対象者
- ・保育現場から離れている潜在保育士
・実践的なワークや適切な支援のための保育展開を学びたい人
・子どもの感性を養うための環境設定や子どもとの関わり方を深く学びたい人
・身体や言葉、物をつかった遊びなど、子どもたちの体験を豊かにしたい人
※保育実践については、新卒保育士や潜在保育士向けの研修であり、2022年4月現在のところ処遇改善Ⅱの要件とはされていません。 - 学習目標
- ・子どもに対する理解を深め、保育者が主体的に様々な遊びと環境を通じた保育の展開を行うために必要な能力を身につける
- ダウンロードテキスト
- なし
- 動作環境
- 動作環境については下記リンクをご確認ください。
- レッスン数
- 15レッスン
- 標準学習時間
- 15時間