保育士等キャリアアップ研修教材 食育・アレルギー対応教材
保育の中で実践すべき
食育や
アレルギー対応の基本・応用が身につく
- 学習目安:
- 15時間
- レッスン数:
- 15レッスン
生きる力を養う食育と
アレルギー対応の基本を
楽しく学ぼう
保育の一環としての実践が求められる食育と、安心・安全な保育所生活を送るためのアレルギー対応について学べる講座です。
食育は生きる上での基本であり、知育や徳育、体育の基礎となるべきものと位置づけられています。日々の保育の中で食育を実践するためには、先生方自らが食生活や栄養に興味を持ち、食を楽しむことが必要です。
一方、アレルギー対応についての知識を深めることは、乳幼児たちが安心して日々生活するために必要不可欠です。特に保育所では、気管支喘息やアトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどがよく見られるアレルギーと言えます。
本講座では「日本人の食事摂取基準(2020年版)」および「保育所におけるアレルギー対応ガイドライン(2019年改訂版)」を踏まえ、子どもたち、そして先生方の健康な心と体を育てるために知っておいていただきたい、「食育」および「アレルギー対応」の事項をまとめました。ミドルリーダーとして、食の知識を深め、楽しく実践できる知識と方法を学びましょう。
保育の専門家による
わかりやすい講義
編者堤ちはる(つつみ・ちはる)
相模女子大学栄養科学部教授。保健学博士、管理栄養士。青葉学園短期大学専任講師、同大学助教授、その間米国コロンビア大学医学部留学、社会福祉法人恩賜財団母子愛育会日本子ども家庭総合研究所母子保健研究部栄養担当部長などを経て現職。主な著書に『グランドデザインから考える小児保健ガイドブック』(診断と治療社、2021年)、『子育て・子育ちを支援する 子どもの食と栄養』(萌文書林、2021年)、『保育士等キャリアアップ研修テキスト4 食育・アレルギー対応(第2版)』(中央法規、2020年)』、『新・基本保育シリーズ12 子どもの食と栄養』(中央法規出版、2019年)などがある。
編者今井孝成(いまい・たかのり)
昭和大学医学部小児科学講座教授。医学博士。東京慈恵会医科大学医学部卒業。国立病院機構相模原病院小児科医長、昭和大学医学部小児科学講座講師、同准教授などを経て現職。主な著書に『こどものアレルギー基礎BOOK』(日東書院本社、2021年)、『忙しいママ&パパのお悩み解決!子どもの食物アレルギー あんしんBOOK』(女子栄養大学出版部、2021年)、『保育士等キャリアアップ研修テキスト4 食育・アレルギー対応(第2版)』(中央法規、2020年)』、『食物アレルギーの栄養指導』(医歯薬出版、2012年)などがある。
カリキュラム
- はじめに
-
-
はじめに
-
- 第1章 栄養に関する基礎知識
-
-
第1節 栄養の基本的概念と栄養素の種類と機能
栄養の基本的概念/三大栄養素/微量栄養素
-
第2節 食事摂取基準と献立作成・調理の基本
食事摂取基準/献立の作成/調理の基本/加工食品の利用
-
第3節 衛生管理の理解と対応
食中毒の原因と発症状況/原因微生物の特徴/食中毒への対策と衛生管理
-
まとめテスト
-
まとめレポート
-
- 第2章 食育計画の作成と活用
-
-
第1節 食育の理解と計画および評価
食育の基本と内容/保育所保育指針における食育の推進/食育計画─マネジメントサイクル(PDCA)の活用
-
第2節 食育のための環境
自然環境を活かした食育/保育室や食卓環境への配慮/人とかかわる力を育む環境への配慮/楽しい食事にするための環境への配慮/安全のための環境への配慮
-
第3節 食生活指導および食を通した保護者への支援
保育所が行う食を通した保護者支援/保育所に入所している子どもの保護者に対する支援/地域の子育て家庭に向けた支援─食を通した支援/食に関する相談援助
-
第4節 第3次食育推進基本計画
第3次食育推進基本計画とは/五つの重点課題
-
まとめテスト
-
まとめレポート
-
- 第3章 保育所における食事の提供ガイドライン
-
-
第1節 保育所における食事の提供ガイドラインの理解
子どもにとっての食事提供の意義/「保育所における食事の提供ガイドライン」作成の経緯と意義/「保育所における食事の提供ガイドライン」の内容の主な項目とポイント
-
第2節 食事の提供における質の向上
食事の提供の留意事項/食育の計画の作成と位置づけ/保育所における食事の提供の評価
-
まとめテスト
-
まとめレポート
-
- 第4章 アレルギー疾患と保育所におけるアレルギー対応ガイドラインの理解
-
-
第1節 気管支喘息(気管支喘息発作時の対応を含む)
気管支喘息とは/気管支喘息の原因、悪化因子/気管支喘息の対応/対応の決定について
-
第2節 アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎の定義/アトピー性皮膚炎の病態/アトピー性皮膚炎の重症度/アトピー性皮膚炎の治療/保育所における対応/食物アレルギーとの関係
-
第3節 食物アレルギー・アナフィラキシー(エピペン®含む)
食物アレルギーとは/適切な食物アレルギー対応のために/アナフィラキシー
-
まとめテスト
-
まとめレポート
-
- 第5章 食物アレルギーのある子どもへの対応
-
-
第1節 食物アレルギー事故予防
保育所における食物アレルギー対応の原則/保育所内の体制づくりおよび職員間連携/医師の診断および保護者との連携/対応開始前の準備/喫食当日の対応/喫食中の対応/喫食後の対応/その他/リーダーとしての視点
-
第2節 食物アレルギー事故対策
子どもの重症度を把握/事前準備/事故時対応/食物アレルギー事故シミュレーション/その他/リーダーとしての視点
-
第3節 アドレナリン自己注射薬(エピペン®)に関して
エピペン®を打つタイミング/エピペン®の取扱い方法/職員の心構え
-
まとめテスト
-
まとめレポート
-
- おわりに
-
-
おわりに
-
こんな方におすすめ
- 食育や栄養、アレルギー対応について深く学びたい人
- 食育計画を理解し、作成や評価、活用ができるようになりたい人
- アレルギー疾患の基礎や自己予防、対策について深く学びたい人
- 学習時間がなかなか取れない人
- 移動中など好きな時間を有効活用したい人
- 短時間で必要なことだけを学びたい人
詳細
- 対象者
- ・栄養や食育を深く理解し、食育計画を作成・評価できることを目指したい方
・アレルギー対応の基礎から予防、対策までの知識を理解、実践できるようになりたい方
・他の保育士等への助言や指導ができ、模範的な能力を身につけたい方
※本教材は保育士等キャリアアップ研修にも対応していますが、社内研修や派遣社員研修にも利用できます。 - 学習目標
- ・食育への理解を深め、適切に食育計画の作成・活用ができる力を養う
・アレルギー対応への理解を深め、適切に行うことができる力を養う
・他の保育士等に食育・アレルギー対応に関する適切な助言や指導ができる実践的な能力を身につける - ダウンロードテキスト
- なし
- 動作環境
- 動作環境については下記リンクをご確認ください。
- レッスン数
- 15レッスン
- 標準学習時間
- 15時間