保育士等キャリアアップ研修教材 乳児保育教材
押さえておくべき乳児保育の在り方や
要点をわかりやすく解説
- 学習目安:
- 15時間
- レッスン数:
- 15レッスン
基礎から実践的要素まで
ミドルリーダーが知るべき
乳児保育がしっかり学べる
乳児(主に3歳未満児)の主体性と、健やかな育ちを支えるために必要な知識の習得や保育の実践の他、乳児への理解や関わり方を学ぶことができる講座です。
新保育所保育指針では0、1、2歳児の保育の重要性が強く語られています。こうした中で、日々成長する乳児たちの姿をどのように捉え、その育ちに資する保育を実践していくのかは、保育士等にとって大きなテーマといえるでしょう。
本講座では乳児保育とは何か、どのような役割や機能が求められているのかといった基本的な内容の他、愛着関係や遊びを通して発達する力など、より豊かな乳児と保育士等とのやり取りを可能にする環境設定、また乳児の主体性を大切にした保育計画についても触れています。
具体的な展開例を上げることで、毎日の保育の中で実践し、考えを深められるような内容となっているのが特徴です。本講座を通して乳児教育を深く学び、日々の保育を振り返ることで、乳児教育の専門性を高めましょう。
保育の専門家による
わかりやすい講義
編者阿部和子(あべ・かずこ)
聖徳大学教授、大妻女子大学教授を経て現職。主な著書に『家庭支援論 子どもが子どもの生活をするために』『子どもの心の育ち 0歳から3歳 自己がかたちづくられるまで』(萌文書林)、『0歳児のすべてがわかる!―保育力がグーンとアップする生活・遊び・環境づくりの完全ナビ』(明治図書出版)、『子どもの育ちが見える「要録」作成のポイント』(中央法規)などがある。
カリキュラム
- はじめに
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はじめに
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- 第1章 乳児保育の意義
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第1節 乳児保育の役割と機能
保育と乳児保育の役割/乳児保育とは/ 子どもの成長・発達と乳児保育の役割/乳児保育の機能
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第2節 乳児保育の現状と課題
乳幼児の育ちの現状と子育て/乳児保育を取り巻く状況
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まとめテスト
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まとめレポート
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- 第2章 乳児の発達に応じた保育内容
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第1節 保育所保育指針について
保育所保育指針の重要性/保育所保育指針の構造/乳児・1歳以上3歳未満児の保育内容に関する改定のポイント
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第2節 乳児・1歳以上3歳未満児の発達と保育内容
「第2章 保育の内容」における新指針での位置づけ/「第2章 保育の内容」の構造/乳児(0歳児)の発達の姿と保育内容/1歳以上3庭木 満児の発達の姿と保育内容
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第3節 保育の方法——主体的存在としての乳児・1歳以上3歳未満児
乳児保育(0歳児)にみる子どもの主体性/1歳以上3歳未満時保育にみる子どもの主体性」
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まとめテスト
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まとめレポート
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- 第3章 乳児への適切なかかわり
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第1節 乳児保育における配慮事項
乳児保育における乳児の「最善の利益」/ヒトから人へ、心地よい生活の積み重ねにより整う日課/学びの出発点としての日々の営み一乳児保育における養護と教育/主体的な経験を通した子どもの姿
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第2節 乳児保育における保育士等のかかわり
子どもを見る「まなざし」と子どもの行為の意味/子どものこだわりをとらえる大人の目線/二つの生活の場を生きる子どもへのかかわり/24時間を視野に入れた保育と子育て支援
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第3節 乳児保育における生活習慣の援助とかかわり
生活リズムが整うまでの道のり/睡眠発達の理解と保育士等のかかわり /食事の自立の過程と保育士等のかかわり/排泄の自立の過程と保育士等のかかわり/衣服の着脱の意義と保育士等のかかわり/清潔の意義と保育士等のかかわり/片づけの意義と保育士等のかかわり
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まとめテスト
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まとめレポート
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- 第4章 乳児保育の環境
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第1節 乳児保育の基本となる環境
人格の基礎を育てる乳児期の環境/愛着関係と自己肯定感を育てる環境/信頼関係と保育形態/人的環境と物的環境の相互作用/保護者の働きを支える乳児保育の環境/保育士等と家庭の信頼関係
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第2節 乳児保育における安全な生活環境
乳児の安全を守る基準/安全に生活ができる室内の環境
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第3節 環境にかかわり、遊びを通して発達する力
身体的発達と環境/社会的発達と環境/精神的発達と環境
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第4節 他職種との協働
乳児保育の内容と環境/医療職との連携/栄養士・調理師との連携/ 地域の専門職との連携
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まとめテスト
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まとめレポート
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- 第5章 乳児保育の指導計画、記録および評価
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第1節 全体的な計画に基づく指導計画の作成
全体的な計画/全体的な計画に基づく指導計画/指導計画の作成手順/ ねらいと内容/日課/保育士等の協力体制/家族との連携
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第2節 観察を通しての記録および評価
指導計画の展開/子どもの主体的な活動と保育士等の多様なかかわり/ 観察することの重要性/日誌と記録の違い/評価/記録および評価の共有化
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第3節 評価の理解および取組み
保育士等の自己評価/自らの保育実践を振り返る視点/子どもの育ちをとらえる視点/保育士等の話し合い/保育カンファレンス/保育所の自己評価
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まとめテスト
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まとめレポート
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- おわりに
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おわりに
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こんな方におすすめ
- 乳児教育についてより深く学びたい人
- 他園や他の保育士がどのような乳児保育を行っているのか知りたい人
- 保育所で乳児保育を行うリーダー的立場にある人
- 日々の乳児との関わりや環境設定に悩みを抱えている人
- 学習時間がなかなか取れない人
- 移動中など好きな時間を有効活用したい人
詳細
- 対象者
- ・乳児保育に課題意識を持っている方
・乳児と関わる時間が長い方
・他園や他の保育士の事例を知ることでより良い支援方法を見出したいと考えている方
※本教材は保育士等キャリアアップ研修にも対応していますが、社内研修や派遣社員研修にも利用できます。 - 学習目標
- ・乳児保育の役割や機能を社会の中で理解する
・保育所保育の基本原則等を踏まえた乳児保育の内容を理解する
・乳児保育の内容を子どもの最善の利益の視点から展開できるようになる
・健康・安全で豊かな遊びや生活を展開する環境構成ができるようになる
・指導計画と実践の往還が保育の質の向上につながることを理解し、実践できるようになる - 動作環境
- 動作環境については下記リンクをご確認ください。
- レッスン数
- 15レッスン
- 標準学習時間
- 15時間