幼稚園教諭・認定こども園の処遇改善等加算Ⅱとは

処遇改善等加算Ⅱ

保育士・幼稚園教諭の不足解消のため、処遇改善等加算という制度があります。
その中の処遇改善等加算Ⅱは、役職を設け、園長や主任以外の職員がキャリアアップができる環境作りを目的とした制度です。
園内で役職を設けるなど、職員の処遇改善を行っている施設や事業所にキャリアアップによる処遇改善に必要な費用が加算されます。

園長・副園長・教頭を除いたすべての職員を対象としており、職員それぞれがキャリアアップをして役職に就くことで、給料に最大月額5千円もしくは4万円加算されます。役職に就き、所定の勤続年数や研修時間の条件を満たすことで補助金が支給されます。


■加算月額・条件(役職・研修時間・勤続年数)
【最大月額4万円加算】
中核リーダー及び専門リーダー
・マネジメント分野に係る研修15時間以上
・合計研修時間:60時間以上(園内研修15時間以内)
【最大月額5千円加算】
若手リーダー
合計研修時間:15時間以上(園内研修4時間以内)
出典:施設型給付費等に係る処遇改善等加算Ⅱに係る研修修了要件について

中核リーダーおよび専門リーダーに関しては、加算対象者の概ね1/2に4万円以上、若手リーダーに対しては概ね1/5に5,000円以上を支給することとされており、それ以外の職員に対する支給配分については園に一任されています。

残額については5,000円以上4万円未満であれば、他の職員に配分が可能です。
既に手当や基本給に反映されていることもあるので、お勤めの園に確認しましょう。
※研修を修了したすべての人が、必ず給与アップを見込めるわけではありません。

適用時期

【中核リーダー・専門リーダー】
令和5年度から令和8年度までの間に、毎年一分野ずつ研修修了数を追加し、令和8年度に完全実施する。

 

【若手リーダー】
令和6年度から要件が適用。初年度から1分野(15時間)の研修修了が要件。

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