職務分野別リーダーとは?役割・要件と保育士等キャリアアップ研修の関係
- 2025.11.13
- 保育士等キャリアアップ研修
職務分野別リーダーとは
職務分野別リーダーは、保育現場で特定の職務分野におけるリーダーとして活動する保育士です。
保育士としての経験や知識を活かしながら、担当分野の専門性を深め、現場で実践することが求められます。
担当分野は乳児保育、幼児教育、障害児保育、給食管理、保健衛生、安全管理など多岐にわたり、それぞれの分野で他の職員へのアドバイスやサポートを行い、保育の専門性をさらに高めます。
また、保育士としての最初のキャリアアップステップとして位置づけられるポジションでもあります。
保育士等キャリアアップ研修と職務分野別リーダーの関係
職務分野別リーダーの任命は、園の判断によって行うことができます。
そのため、任命にあたって必ずしも法律で一定の経験年数や研修修了が義務づけられているわけではありません。
ただし、「処遇改善加算Ⅱ」を申請し、職務分野別リーダーを加算対象とする場合には、次のような要件が定められています。
- 経験年数:概ね3年以上の経験
- 役職:修了した分野のリーダーとして発令されていること
- 研修修了:保育士等キャリアアップ研修における担当分野の専門研修を修了
このように、園内で職務分野別リーダーとして任命すること自体は自由ですが、処遇改善加算Ⅱの対象者として加算を受けるためには、上記の要件を満たす必要があります。
また、職務分野別リーダーは、担当分野の専門研修を修了することで専門性を高め、日々の実務に活かしていくことが期待されています。
研修要件について
国の方針として、職務分野別リーダーは令和6年度から研修要件が適用されています。
具体的には、担当する分野において保育士等キャリアアップ研修を1分野以上修了することが必須となります。
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