専門リーダーとは?役割・要件と保育士等キャリアアップ研修の関係

「専門リーダー」は、2017年に導入された国の制度「処遇改善等加算Ⅱ」とともに設けられた役職です。
保育現場において特定分野のリーダー的存在として活躍する専門リーダーは、保育士としての経験や知識を活かしながら専門性を高め、その専門性を現場に活かして保育の質を向上させる重要な役割を担います。

専門リーダーとして任命されるには、一定の経験や研修修了が求められ、保育士等キャリアアップ研修を受講・修了することが、処遇改善加算Ⅱの支給対象となる条件を満たすことにもつながります。
本記事では、専門リーダーの役割や求められる能力、そして保育士等キャリアアップ研修との関係について解説します。


専門リーダーとは

専門リーダーとは、特定の専門分野(①乳児保育、②幼児教育、③障害児保育、④食育・アレルギー対応、⑤保健衛生・安全対策、⑥保護者支援・子育て支援)において、園内の保育士をリードする役割を担う保育士です。
保育現場で培った専門的な知識やスキルを活かし、現場の課題解決や若手職員の育成に取り組みながら、チーム全体を支える存在でもあります。
①〜⑥の専門分野での専門性を発揮し、特定分野における専門知識を深めて実践に活かすことで、保育の質の向上に大きく貢献することが、専門リーダーに求められる大切な役割です。


専門リーダーの役割

専門リーダーには、以下のような役割が期待されています。

  • 専門知識の普及:研修や実務を通じて得た知識を園内の保育士に共有し、日々の保育に反映させる。
  • 現場支援とアドバイス:保育士からの相談に応じ、専門的視点から助言を行う。

※役割の具体的な内容や範囲は、園の規模や方針によって異なる場合があります。


保育士等キャリアアップ研修と専門リーダーの関係

専門リーダーの任命は園の裁量で行うことができますが、処遇改善加算Ⅱの対象者として位置づける場合には、保育士等キャリアアップ研修の修了が必須条件となります。
つまり、園独自に「専門リーダー」として任命することはできますが、加算対象とするには次のような要件が設けられています。

  • 経験年数:概ね7年以上の経験
  • 役職:専門リーダーの役職が発令されていること
  • 研修修了:保育士等キャリアアップ研修における専門分野(①乳児保育、②幼児教育、③障害児保育、④食育・アレルギー対応、⑤保健衛生・安全対策、⑥保護者支援・子育て支援)のうち、4つ以上の専門分野研修の修了

専門リーダーは、特定分野における専門的な知識をさらに深め、実務に活かすことで園全体の保育の質を高めていく役割が重視されています。


研修要件について

国の方針として、専門リーダーにおいては、令和8年度には研修要件が完全実施される予定です。
つまり、令和8年度までには、専門リーダーの要件として4つ以上の専門研修を修了する必要があります。
そのため、これから専門リーダーとしてキャリアを積みたい方は、早めに保育士等キャリアアップ研修を受講し、必要な分野の研修を修了しておくことが非常に重要です。


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保育士等キャリアアップ研修は、処遇改善加算Ⅱの対象になるだけでなく、専門リーダーとして現場を支えるために必要な専門性を身につける大切な機会です。
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