【令和8年度】処遇改善加算(区分3)の修了要件を徹底解説|保育士等キャリアアップ研修

令和8年度(2026年度)から、保育士等キャリアアップ研修の修了要件が完全実施されます。

副主任保育士や専門リーダーとして処遇改善等加算区分3(旧:加算Ⅱ)の対象となるためには、原則として4分野・計60時間以上の保育士等キャリアアップ研修の修了が必要です。
これまで認められていた「年度内修了見込み」の取扱いは令和8年度から終了し、研修を修了していることが要件となります。

「まだ4分野を修了していない」「どの研修を受講すればよいかわからない」という方は、早めに準備を進めることが大切です。

本記事では、制度の概要をおさらいしながら、なぜ今年度中の修了が重要なのかをわかりやすく解説します。

🔴 令和8年度から変わる重要ポイント

必要修了分野数が4分野(60時間)に完全必須化され、加算額の算定(人数カウント)において研修修了見込みの者を含められなくなります。

令和8年4月1日時点で4分野を修了していない場合、その職員は加算額の算定人数にカウントできなくなるため、施設全体の加算総額が減少します。未修了の方は早めの受講・修了が重要です。

📌 「算定」と「配分」は別のルールです

区分3には「加算額の算定(人数カウント)」「加算額の配分(誰に払うか)」という2つの異なるルールがあります。
研修修了見込みの者を算定人数に含められなくなる(令和8年度以降)のは「算定」のルールです。
一方、「配分」のルールでは、令和7年度以降も引き続き研修修了見込みの者にも手当を支払うことが可能です。


📅 段階的な修了要件の変化(副主任保育士・専門リーダー)

研修修了要件は令和5年度から毎年1分野ずつ段階的に引き上げられ、令和8年度にいよいよ完全実施を迎えます。

年度 必要修了分野数 算定:見込みカウント 配分:見込みへの支給
令和5〜6年度 1〜2分野以上 ✅ 可(経過措置) ✅ 可
令和7年度(2025年度) 3分野以上(マネジメント含む) ✅ 可(経過措置) ✅ 可
令和8年度(2026年度)以降 4分野以上(60時間)完全実施 ❌ 不可 ✅ 引き続き可

❓ 修了できなかった場合・遅れて修了した場合はどうなる?

令和8年度に4分野未修了だった場合

⚠️ 算定人数が減ると施設全体の加算総額が減少します。研修修了見込みの者への配分(手当支給)は可能ですが、その財源となる加算額自体が減るため、実態として手当を支給しにくくなります。

状況 算定(人数カウント) 配分(手当の支給)
4分野修了済(4月1日時点) ✅ カウントできる ✅ 支給できる
研修修了見込み(令和8年度以降) ❌ カウントできない ✅ 支給は可能

令和8年度中(令和9年3月末まで)に4分野を修了すれば、令和9年4月から加算対象となります。


💻 保育士等キャリアアップ研修とは

保育士等キャリアアップ研修は、平成29年(2017年)4月に厚生労働省が定めたガイドラインに基づき、実施されている研修制度です。

保育士等の専門性向上とキャリアアップを目的としており、研修は全8分野・各15時間以上で構成されています。

修了証は全国共通で利用できます。

役職別・必要修了分野数

副主任保育士

4分野

専門研修3分野
+ マネジメント

専門リーダー(中核リーダー)

4分野

マネジメント以外の
専門研修4分野

職務分野別リーダー
(若手リーダー)

1分野

担当する専門研修
1分野(15時間)

8つの研修分野

分類 分野名 加算要件への算入
専門研修 乳児保育 ✅ 算入可
幼児教育 ✅ 算入可
障害児保育 ✅ 算入可
食育・アレルギー対応 ✅ 算入可
保健衛生・安全対策 ✅ 算入可
保護者支援・子育て支援 ✅ 算入可
その他 マネジメント研修 ✅ 算入可(副主任は必須)
保育実践研修 ⚠️ 不算入

⚠️ 注意:「保育実践」研修は処遇改善加算の必要分野数にカウントされません。受講前に必ず必要分野をご確認ください。


📋処遇改善加算(区分3)について

令和7年(2025年)4月から、処遇改善等加算Ⅰ・Ⅱ・Ⅲが一本化され、「区分1(基礎分)」「区分2(賃金改善分)」「区分3(質の向上分)」の3区分に再編されました。

キャリアアップ研修に直接関わるのが区分3(従来の処遇改善等加算Ⅱに相当)です。研修を修了し、対象の役職に就いている保育士が在籍する施設に対して、以下の加算が支給されます。

副主任保育士等

月額 最大
4万円

4分野修了が算定要件

職務分野別リーダー等

月額
5千円相当

1分野修了が算定要件


✅ まとめ

この記事のポイント

  • 令和8年度から4分野(60時間)修了が完全必須化
  • 加算額の算定(人数カウント)において研修修了見込みの者を含められなくなります
  • 間に合わなかった場合も、令和8年度中に修了すれば令和9年度から加算対象
  • 修了証は全国共通・有効期限なしで永続的に有効

残り分野の受講が必要な方は、ぜひ早めに受講計画を立てて今年度中の修了を目指してください。


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令和8年度からは、4分野修了が加算額の算定要件として完全に適用されます。

✓ まだ修了していない分野がある

✓ どの分野を受講すればよいかわからない

✓ 仕事が忙しく、研修の時間を確保できない

そのような方は、早めの準備が大切です。

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働きながらでも無理なく修了を目指せます。

さらに、修了後は修了証を即時発行(※東京都・神奈川県等は郵送)。
加算要件に向けて、修了証の取得までスムーズに進められます。

まずは不足している分野を確認し、計画的に受講を進めましょう。


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  • 修了証即時発行(東京都・神奈川県等は郵送)
    全国の自治体で処遇改善加算区分3の申請に利用可能
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    1講義5〜15分程度。業務の合間や通勤時間を活用して学習できます
  • 有名講師監修のテキスト付き
    研修後も復習教材として活用できます
  • 24時間365日いつでも学習可能
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